大手ゼネコンに入社し、企業留学でMBAを取得した後、経営コンサルタント、教育サービス産業（上場）及び建設系企業（未上場）で取締役を10年経験する。2005年、MBOにより株式会社オズペックを設立し、代表取締役社長に就任。2023年12月より現職。
経営コンサルタント、経営企画・管理、人事・総務、営業・販促・営業管理、企業統治（取締役3社経験、計10年）
労働市場、特に人材需要が逼迫している建設業界において、シニア人材の重みが一段と増しています。従業員の１割超が65歳以上とのデータもあるほどです。円安で外国人労働者の確保も難しくなってきている中、当面の人手不足の解消にはシニアの活用が欠かせないといったところです。
一方で、労働災害は急増しております。60歳以上の労災の発生数はこの5年間で26％増えており、増加率は全体平均の3倍となっています。体力や注意力の低下で若手・中堅世代なら回避できる事故もシニアには避けられない事が多く、高齢化によるひずみが浮き彫りになってきています。
事業継続には、自動化投資等を通しての身体的負荷が軽減できる職場作りが急務といえるでしょう。高齢化が進む日本は、ロボット化・AI利用が最も求められる国なのです。