瀧嶋の目Takishima's Eye

瀧嶋 誠司
(株式会社オズペック会長)

大手ゼネコンに入社し、企業留学でMBAを取得した後、経営コンサルタント、教育サービス産業(上場)及び建設系企業(未上場)で取締役を10年経験する。2005年、MBOにより株式会社オズペックを設立し、代表取締役社長に就任。2023年12月より現職。
経営コンサルタント、経営企画・管理、人事・総務、営業・販促・営業管理、企業統治(取締役3社経験、計10年)

#_12実労働時間も減少傾向・・・日本人は働かなくなったのか

前回、日本の年間実労働時間が減少傾向にあるとコラムでお伝えしましたが、外国人はどの様に感じてるのでしょうか。

世界3大投資家の一人、ジム・ロジャーズ著、「捨てられる日本」に次の様な一節があります。

「かって、1980年代においては、日本人は世界中の国々から浮世離れした存在として高く評価されていた。それから約40年後の今、かっての栄光が見る影もなくなった日本は、先進国のなかで最下位を争っている。」

「日本に立ち寄った1990年ごろ、日本は最も豊かな国の一つであり、東京はとてもエキサイティングで活気のある都会だった。「日本に移住しようか」と思うほど強く惹きつけられたが、気になる点もあった。それは、日本の子どもたちが彼らの親世代のように一生懸命働いていなかったことだ。残念ながら国民全体の労働意欲や向上心は低下しているように思われる。」

海外から見ても、国全体として働かなくなってきていると感じられる様です。

「オン」と「オフ」をはっきり分けず、双方の境目を意識しなくても没頭できる仕事、多分それが所謂「適職」だと思いますが、それを求職者の方々に提案することが我々の使命なのでしょう。

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(コラム「瀧嶋の目」は、毎週木曜日に更新します。お楽しみに!)

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