#_special感性のある社員を育て、夢とロマンのある仕事をする
橋梁設計専門の東日設計コンサルタントが目指す国土強靭化への道

COMPANY DATA
東日設計コンサルタント株式会社

東日設計コンサルタント株式会社

http://tounichi-pc.jp/
設立
1974年2月
資本金
3,000万円
本 社
〒020-0851 岩手県盛岡市向中野三丁目5番46
事業内容
(1)測量業務…基準点測量、水準測量、路線測量、河川測量、用地測量
(2)建設コンサルタント業務
・橋梁、構造物等、点検調査/計画/設計
・道路、休憩施設等、調査/計画/設計
・河川、砂防及び海岸の調査/計画/設計
・都市計画、地方計画
・公園緑地、土地宅地造成等、計画/設計
・上下水道の計画/設計
・土地区画整理等、設計/計画
・土質及び基礎、地質調査
(3)施工管理業務…工事に伴う施工管理

創業以来48年間、全国でも珍しい橋梁設計を専門として事業を行なってきた東日設計コンサルタント。本社を盛岡に置きながらも、日本各地に支店を持ち、活動の場を広げています。

国が国土強靭化を推し進める中、全国に100万橋もあると言われている橋の保守やメンテナンスは、大きな課題となっています。

その課題解決に向けて重要な役割を果たすであろう東日設計コンサルタントの人材戦略について、代表取締役社長 齊藤 勇藏 氏に伺いました。


代表取締役社長齊藤 勇藏

創業48年。橋梁設計の多くの実績によって信頼を得る

OS-NAVI:
まずはじめに、御社の事業概要を教えていただけますでしょうか。

齊藤氏:
創業以来48年間で、橋梁設計の実績が数多くあるところですね。実績は信用に繋がりますから。

また、日本全国で仕事ができるというのも強みだと思います。まだまだ隅々まで行けていないので、さらに広げて行きたいですね。いずれ、橋梁といえば東日、東日といえば橋梁と言われるぐらいになりたいと思っています。

OS-NAVI:
盛岡で会社を立ち上げた経緯を教えていただけますでしょうか。

齊藤氏:
私は元々大手の会社で橋梁設計に携わっていました。その後、地元の盛岡に帰って地場の会社に入ったんですが、橋梁設計に対応できる業者が少ないので、会社を立ち上げてくれと言われましてね。その当時、日本は高度成長時代でしたから、仕事がいくらでもありました。それでもう会社を作るしかない状況になりまして、現在に至るという感じですね。

豊田大橋(愛知県):多くの実績によって信頼を獲得

OS-NAVI:
大手コンサルタントとも競合することは多いと思いますが、その中で勝ち抜く秘訣などあるのでしょうか。

齊藤氏:
私たちは、外注を使わず、すべて自前で完結できる体制を整えています。大手はだいたい外注を使っていますよね。発注者は、何か聞きたいことがあれば、すぐに答えが欲しいわけですが、外注しているとなかなかそれができません。我々は、リアルタイムで回答することができますので、そこで信用を得ているところはあると思います。大手か中小かはあまり関係ないですね。

橋梁設計とは、夢とロマンのある仕事

OS-NAVI:
人材を獲得するために、社長自らが全国に出向いて面接しています。その理由を教えてください。

齊藤氏:
採用こそが私の仕事ですから。ここを人任せにするといろいろと弊害が出てきますね。やはり人それぞれ視点が違うんです。

採用の判断はそう簡単ではありません。これまでの業績を見るぐらいしかできませんから。ただ、転職回数が多い人は、やはり難しい印象はありますね。

人材にしっかり投資すること。当社はそれで成り立っていると思っています。

新端建蔵橋完成予想図(大阪府)

OS-NAVI:
御社は土木の経験があれば、橋梁設計未経験の方でも採用されています。そこにはどのような狙いがあるのでしょうか。

齊藤氏:
たとえ、東京大学の土木学科を出ていたとしても、きちんと実務を教えないとダメなんですよね。学校で教わることは基本だけです。私自身が橋梁設計の実務を社員に教育しています。土木の経験があれば、橋梁設計が未経験でもちゃんと育つのでまったく問題ないんですよ。

OS-NAVI:
意欲があれば、伸びていくということですね。

齊藤氏:
やっぱり仕事に夢とロマンを持たないとダメですね。夢のない仕事は長続きしません。それが自分の将来設計に繋がるわけですから、なおさらです。

橋は未来にまで残りますよね。「自分が設計した橋だよ」と子どもに言えるわけです。そしてそれが地域貢献につながる。地域と地域を結ぶわけですからね。橋梁設計とは、そういう夢とロマンのある仕事なんです。

「感性」で仕事している人は伸びていく

OS-NAVI:
日本には100万橋も橋があると言われています。橋の老朽化が進む中、これらの保守メンテナンスは大きな課題となりますよね。

齊藤氏:
となるとさらに、東日設計コンサルタントの役割が重要になってきますね。業績も3年連続で売り上げ増、今後も伸びていくと思いますが、その上で、週休二日や転勤はなしなど社員の働きやすさも重視されています。それが実現できるのはなぜでしょうか。

齊藤氏:
それにはノウハウがあるんです。

1の力しかない人が100人いても1なんですよね。しかし、1人の人が100の能力があれば、100まで伸ばすことができます。つまり我々の仕事は力仕事じゃないんですよ。

なので、私が教えることで、100の力が付くまで育てます。それを何人も育てる。
これがノウハウですね。

OS-NAVI:
とはいえ、100の力がつくポテンシャルがある人材かどうか、採用で見極められるものなのでしょうか。

齊藤氏:
それは「感性」なんですよね。

「感情」で仕事をしてしまうと、「これは嫌だ」などといった抽象的な話になってしまいます。でも「感性」で仕事している人は、見聞を広げることができ、伸びていくんですよね。感性を磨くことが大切です。

国道46号橋場地区・道の駅(岩手県)

OS-NAVI:
今年2021年は、東日本大震災から10年となる年です。盛岡に本社を置く御社から見て、復興はどの程度進んでいるとお感じになっていますか?

齊藤氏:
道路や橋などのインフラはほとんど復興しましたね。しかし、人の心まではまだ復興していないと思います。

復興事業も多く手がけましたが、その中で思うのは、主要幹線道路は必ず2つ必要だということです。震災では、1本しかない幹線道路がやられて、物流が止まってしまい大変なことになりました。2本あれば、どちらかが使えたと思うんですよね。これは我々が震災から学んだことです。

OS-NAVI:
最後に我々オズペックに期待することを教えてください。

齊藤氏:
優秀な人材が欲しいですね。

感情ではなく感性で仕事する人がいいです。
自分の感情を打ち消すことで、器が大きくなっていくんですよね。

橋梁設計の仕事に夢とロマンを持てる、そんな「感性」のある人を我々は求めています。

OS-NAVI:
ありがとうございました。

東日設計コンサルタント

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