#_specialお客様、社会、社員とその家族の幸せを実現
企業理念に合致したコンストラクション・マネジメントで建設業界に貢献する

COMPANY DATA
株式会社 建設エンジニアリング

株式会社 建設エンジニアリング

https://www.kensetsu-eng.co.jp/
設立
1982年12月15日
資本金
9,370万円
本 社
〒101-0025
東京都千代田区神田佐久間町三丁目15番地 EST秋葉原5F
取扱業務
建設コンサルタント 建24第4932号(施工計画、施工設備及び積算部門)
一級建築士事務所 一級 東京都知事登録(第 36079 号)
測量業 登録 第(7)- 21083 号
労働者派遣事業 派 13・307775

コンストラクション・マネジメント(CM)業務を軸に、土木と建設事業を展開する建設エンジニアリング。

自分たちはサービス業であるという考えのもと、お客様の幸せ、社会の幸せ、社員とその家族の幸せを実現するという理念を掲げています。

CM業務とはいったいどのような仕事なのか、そしてなぜこの仕事が今後より求められるようになるのか、代表取締役社長の宇津橋 喜禎 氏にお話を伺いました。


代表取締役社長宇津橋 喜禎

3つの幸せの理念を軸に、お客様へのサービス精神を重視

OS-NAVI:
最初に貴社の業務内容を教えてください。

宇津橋氏:
大きく分けて3つあります。コンストラクション・マネジメントやプロジェクト・マネジメントといった「CM・PM業務」、「土木の設計管理業務」、「建築の設計監理業務」の3つです。土木と建築のどちらもやっている設計事務所はそれほど多くありません。これは、弊社の大きな強みだと思っています。

OS-NAVI:
企業理念として、「お客様の幸せのために」「社会の幸せのために」「社員とその家族の幸せのために」という3つを掲げています。どのような思いが込められているのでしょうか。

宇津橋氏:
これは社員のみんなで考えた理念です。順番は違いますが結果的に、近江商人の三方よし「売り手よし、買い手よし、世間よし」と同じになりました。お客様の幸せや社会の幸せのために仕事すれば、当然、社員とその家族も幸せになる。これらは連動しているのです。この理念は、我々が何か迷ったときに必ず立ち戻る軸となるもので、私たちの思いのすべてがここに込められています。

OS-NAVI:
この3つの幸せを実現するために、「優れた技術・新しいアイデア・満足いただけるサービス」を提供すると謳っています。これは具体的にどのようなものなのでしょうか。

宇津橋氏:
まず初めの「優れた技術」は、我々の重要な商品であり、当然なくてはならないものです。また一方で、技術が高くても専門用語ばかりで語っていては、技術の分かるお客様以外には伝わりません。すべてのお客様に、平易な言葉で分かりやすい提案やアイデアをご案内する必要があります。これが2つ目の「新しいアイデア」です。

そして、3つ目の「満足いただけるサービス」は、私たちが一番こだわっている点です。建築業界には、建築家が「先生」と呼ばれたりするなど、個人的に違和感を感じる慣習が存在します。しかし、そもそも建築は、お客様のために作っているものであり、我々はサービス業であるはずです。お客様に対するサービス精神を土台として、技術とアイデアをお届けすることが重要なのです。このサービス精神は、他社には絶対負けないと思っています。

OS-NAVI:
これまでの実績として、どのようなものがありますか?

宇津橋氏:
主な実績としては、次の3つに分けられます。

1つ目は、私の父である先代の社長時代から続く、国や都道府県、市区町村などの「官の仕事」です。道路など土木系の仕事が多いです。次が、保険会社や金融機関、製造業などのオフィスビルや工場、店舗といった「民間の建築に関わる仕事」。そして最後が「学校法人」です。これまで多くの提案営業をさせていただき、現在も広がっています。

学校には、国土交通省の規定に加えて文部科学省の規定もあり、より専門性が求められます。また、建築だけでなく土木の知識も必要な場合が多いのも特徴です。学校には強い思い入れがあり、弊社の強みを生かせる分野だと考えています。


土木CM、建築CMのどちらにも対応が可能。学校関連の実績も多い。

コンストラクション・マネジメントという仕事の意義

OS-NAVI:
御社の事業の大きな柱である「コンストラクション・マネジメント」とは、どういったものなのでしょうか。

宇津橋氏:
発注する方法として、最も一般的なのは「一括発注方式」というものです。発注者が一番上に位置し、その下に設計事務所や建設会社がいて、さらにその下に協力会社がいるというようなピラミッド構造を形成します。しかし、発注者がすべてを担うのは大変ですし、技術的に詳しくない場合もあります。そうした発注者のサポートをするのが「コンストラクション・マネジメント(CM)」です。

CMでは、次の3つをマネジメントします。1つ目が「品質」です。きちんとした設計がされているか、その設計通りに工事が実施されているかをチェックします。2つ目は「コスト」です。適切な予算かどうか、なるべく安くしたいのか、決められた予算で最大限のアウトプットを出したいのかなど、お客様のニーズに合わせて監理します。そして3つ目が「時間」です。工事の期間が適切に設定されているか、工事に遅れが出ていないかなどをマネジメントします。

こうしたことを、私たちが発注者の手となり足となりご支援します。しかし重要なのは、最終的な意思決定はお客様がすると言うことです。私たちは、発注者と共に協議に参加しながら、そうした意思決定の助けとなる資料作りや提案をさせていただく立場となります。

CMは、発注者をサポートしながらプロジェクトをマネジメントする

OS-NAVI:
宇津橋氏は、保険業界の営業職を経験した後、2001年に入社。その後、CM事業を立ち上げたと聞いています。どのような経緯があったのでしょうか。

宇津橋氏:
前職では、提案営業を多く経験してきました。建設業でもそうした提案できることがないかと探していたときに、CM業務がまさにぴったりだと思ったのです。色々勉強した中で、CMこそお客様のためになると確信しました。

そこで当初は、チラシを作ったりテレアポしたりするなど、保険の営業とまったく同じような手法でやっていたのですが、全然ダメでしたね。結局は最初の仕事は、知人を辿ってお客様を紹介してもらいました。その後も、退職した会社から仕事がもらえるなど、とてもありがたかったですね。

2005年の耐震偽装事件は、建設業界に大きな激震をもたらしました。法律や資格試験が大きく変わったのです。あのような不正を防ぐためにも、CM業務は、お客様のお役に立てる機会が、今後さらに増えていくと考えています。

OS-NAVI:
宇津橋氏は、日本コンストラクション・マネジメント協会の理事もされています。この協会の役割を教えてください。

宇津橋氏:
2001年に立ち上がった協会で、CM業務の普及と、担い手の育成が大きな役割となります。実はCM業務は、まだまだ広く知られていないのが現状です。災害の復興などには、CM業務は必要不可欠だと考えています。今回起きた能登地震の復興をどうしていくのか、協会と国土交通省とが一緒になって働きかけをしています。

また担い手の育成も大きな課題です。日本国内に支部を作り、スクールやセミナーなどを開催しています。また、認定コンストラクション・マネジャー資格という資格制度を運用しています。国家資格ではないので、この資格がなくてもCM業務は可能なのですが、やはり基礎的な知識は必要です。私もしっかりと勉強し、取得することができました。

ラグビーの経験を生かした組織づくり。新しいチャレンジを一緒に

OS-NAVI:
高校から社会人までラグビーをやられていたそうですね。ラグビーの経験はビジネスにどのように役立っていると考えていますか?

宇津橋氏:
ラグビーは、陣地の取り合いのスポーツです。チーム全体としての戦略を重視しつつも、15人の選手それぞれの役割分担が明確に決められています。総合性と専門性の両方を必要とする点は、仕事とよく似ていると感じます。

そのため、ラグビーでは突出したスーパースターが一人いても、それで勝てるスポーツではありません。チームとして機能しなければ、強さが発揮できないのです。ラグビーには「One for all All for one(一人は皆のために、皆は一人のために)」という言葉がありますが、組織を作る上で、とても役に立つ考え方だと思います。個を尊重しながら、いかにそれを組織の力にするか。これを実現するには、リーダーの役割が非常に重要になってくるでしょう。

そのため、ラグビーは試合中ではキャプテン(ゲームリーダー)の存在を非常に重視します。レフリーが反則をした選手に注意を与える際にキャプテン(ゲームリーダー)も呼ぶのはそのためです。リーダーシップを重要視する点は仕事に非常に共通します。

また、ラグビーは痛く辛いスポーツなので、苦労を分かち合った仲間という意識が芽生えやすいのは確かです。怖くても仲間のために勇気を出してタックルにいく。その怖さを知っているからこそ、仲間への本当の感謝の気持ちが湧きます。中途半端な姿勢では大怪我をしてしまうので、真剣にならざるを得ないスポーツなのです。

ラグビーの経験がビジネスに生きていると話す宇津橋氏

OS-NAVI:
社員の皆さんの働き方はいかがでしょうか。どのような社風か教えてください。

宇津橋氏:
基本的に役職ではなく「さん」付けで呼ぶようにしており、コミュニケーションがとりやすい環境づくりを目指しています。私だけどうしても「社長」と呼ばれてしまうのが困っているのですが。とはいえ、かなり風通しのいい社風だと思っています。

残業もほとんどありません。弊社は圧倒的にお客様との直接契約が多いので、ある程度のタイムスケジュールの調整が可能なのです。これまで直接営業をやってきた結果が、今に表れていると思います。

CM事業を軸に、さらなる幸せの実現を目指す

OS-NAVI:
現在、採用に力を入れています。どのような人材を求めていらっしゃいますか。

宇津橋氏:
CM・PMの経験はなくてもいいので、それ以外で、さまざまな経験を積んだ方に来ていただきたいです。例えば、建築業界にはまだまだ古い慣習のようなものが存在します。そうしたものに、違和感や疑問を感じ、問題意識があることが非常に重要です。

弊社に来れば、「お客様の幸せのために」という理念に合致した仕事を、ストレスなくできると思います。建築業界への問題意識があって、何か新しいことにチャレンジしたい方であれば、年齢に関係なく、ぜひ一緒の仲間になっていただければと思います。

弊社には、23年におよぶCM業務のノウハウが、かなり蓄積されていますので、すべて教えることができます。安心して来ていただければと思います。

OS-NAVI:
人材紹介会社としてのオズペックに、どのような期待をお持ちでしょうか。

宇津橋氏:
今の時代、自社だけの経営資源や経験だけでは、難しい場面が多々あります。変な馴れ合いではなく、ビジネスパートナーとしての協力会社とタッグを組むことは、今後さらに重要になってくるでしょう。建設業界に強みのあるオズペック様には、人材面の強化で、ぜひお力添えいただければと思っております。

OS-NAVI:
最後に未来に向けて、どのような会社になっていきたいかお聞かせください。

宇津橋氏:
CM業務は、お客様の立場になってアドバイスや提案をしていく仕事で、弊社の理念にピッタリ合致するものです。私たちはこの仕事に誇りを持って取り組んでいます。お客様の役に立ってさらにお金ももらえるなんて、こんないい仕事はないですよね。

土木と建築の両方に対応できるCM会社としての強みをよりアピールして、さらなる、お客様の幸せ、社会の幸せ、社員とその家族の幸せの実現を目指していきたいです。

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